androidのソフトを作ろうと思ったきっかけは、
技術屋として、勉強しておこうとおもったことである。
実際にandroidを手にして、一番最初に不便極まりない
と思ったことが、パスワードの管理であった。
ガラケーでは普通にできていた、パスワードなし認証が
一切できない。。。
技術的には可能であるはずの機能が搭載されていない。
ブラウザを改修すればできるはずのことがメーカーではしない。。。
そんなもやもやが「ぱすわ~ど帳」を作るきっかけになった。
技術屋の自分でさえ不便と思っているのだろうからきっと、
皆さんもなおさら不便だろうと思い、最初は自分だけで使おうと思っていた
ぱすわ~ど帳を公開した。
ただ単に、皆さんに喜んでもらいたい、その一心であった。
そのため、ユーザーさんからのクレームや要望には極力対応しよう
そう思っていままでやってきた。
おかげで、10万ダウンロードを超えるまでになった。
ユーザーさんが喜んでくれるなら、それでよかった。
ところが、現実はそううまくいかず、さまざまな端末で使われる状況に
なってくると、私の持っている端末(IS03,IS01)だけの動作確認では
ままならない状況になってきた。
私は普通のサラリーマンであるため、端末をそう易々と増やすわけには
いかない。
そうお金の問題がでてきたのだ。
大したソフトでもないというのもあり、ユーザーさんにお金を出していただくのは申し訳なく
思い、悩んだ挙句、広告を入れることにした。
その広告収入で、動作確認端末の購入や維持費をとおもったのである。
決して儲けようなどとは思っていなかった。
そういうわけで、ぱすわ~ど帳に、広告を入れたのであるが、
ここで、思わぬ批判が相次いだ・・・
パスワード管理ツールがインターネットにつなぐなんて何事かと・・・
いろいろと反論はあるが、今は口を閉じておこう。
本来、「パーミッション」という言葉を知っているってのも、なんか
腑におちないところがあったりする。
それも、まぁ、口を閉じておこう。。。
元来、権限を与えたところで、インターネットへアクセスし、情報を
転送するのは、アプリがやる仕事である。
つまり、開発者である私が悪意を持って、そうプログラムしなければ、
情報が転送されることもあるはずがない。
内部のスキーマも公開していない状況だし、androidのセキュリティの
考え方からすれば、現時点では、インターネットにつながっていても
転送されるはずがないのである。
ユーザーはそのようなことまでは理解するよしもないので、不安がる
心境もわかる。
だから、断言しよう。
「ぱすわ~ど帳はインターネット上に情報を転送しません」
安心して使ってほしい。
これもひとつの試練なのだろうか。
フリーウェアの作者はみんな同じような悩みを持っていると思う。
ひとまず、この試練を乗り越えるため・・・
静観してみよう。。。
最後に、これだけは言っておこう。
「ユーザーさんに喜んでもらいたい」
私のこのポリシーとも言うべき想いは、一向に揺らいでいない。
しかし外部からこのポリシーが崩れる音がする・・・
悲しい現実・・・
この先いつまでこの試練が続くのだろうか・・・